生命ー進化する分子ネットワーク








表紙
生命−進化する分子ネットワーク
システム進化生物学入門

田中 博 著
本体価格 3,000円+税
A5判 並製 264ページ
ISBN 978-4-89362-203-7
書誌データ

2007年7月20日発売


 ⇒ Amazonで購入

 


※本書へのご意見・ご感想をお寄せください。


概要

生命とは、進化する分子ネットワークである

「生命」とは何か──。
科学者をはじめとする多くの人々を長い間悩ませてきたこの問いを解明する新しい生命科学が、システム進化生物学(Systems Evolutionary Biology)である。
個々の遺伝子や分子における変異と選択で進化を捉える従来の進化理論の立場を超えて、進化を生命分子ネットワークの複雑化の過程として捉えるシステム進化理論。
海外でも同時的に提唱され、研究が進められているこの新しい理論のすべてを、初めて学ぶ人にもわかりやすく解説し、われわれの現実生活に結びつく医療への応用とその展望を示す。


目次

はじめに
1章 生命をシステムで解く
2章 ゲノムの中に見えるシステム生命
3章 生命はダイナミックなネットワークだ
4章 単細胞生物が脳をもつ?
5章 形作りに働く情報ネットワーク
6章 生命=情報ー生命は宇宙の塵から生まれた
7章 生命システム理論からシステム医学へ
結語−〈生命=進化する分子ネットワーク〉論の体系的構築を目指して
索引


著者紹介

著者 田中 博

医学博士、工学博士。
1974年東京大学工学部計数工学科卒、1981年東京大学大学院医学系研究科修了。
1982年東京大学医学部講師、1990年マサチューセッツ工科大学客員研究員、1991年東京医科歯科大学教授、1995年同大情報医科学センター長、2006年から同大大学院生命情報科学教育部長・評議員。
日本医療情報学会理事長、情報化学計算生物学会大会長など歴任。
人工生命の国際学会などをはじめ多くの学会・シンポジウムを主催。
生命のシステム論について早くから興味をもち、生命複雑系、システム進化生物学、オミックス医科学などを専門とする。
疾患および医療への情報的アプローチにも詳しい。



戻る