パーソナルメディアとTRONプロジェクト

私たちパーソナルメディアは、1980年の創立以来、日本初のビジネス用統計&グラフパッケージ『STAT80』や、10年以上にわたるロングセラーとなった日本初のカード型データベースソフト『アイリス』など、コンピュータを便利な道具にするための優れたソフトウェアを創り出してきました。その過程で、オリジナル技術の重要性とともに、より先進的な技術の必要性を痛感し、当時要求の強かったマルチウィンドウ化の実現には、標準的なウィンドウシステムが必要と考えていました。そのような状況の中で出会ったのが、わが国オリジナルのコンピュータ技術であるTRONプロジェクトでした。

TRONプロジェクトへの参加後は、TRON仕様をベースにしたパーソナルコンピュータ用のOS(オペレーティングシステム)を開発し、1991年にはTRON仕様のパーソナルコンピュータ『1B/note』を一般向けに販売し、16ビット版『1B』、32ビット版『B-right/V』、そして、18万字以上の文字や漢字を扱える『超漢字』シリーズへと発展させてきました。『超漢字』のようなパーソナルコンピュータ向けの本格的OSからアプリケーションまでをすべて自社開発してきた当社の技術力は、お客様やパートナー企業様から高く評価していただいています。また、TRON仕様のOS開発により培われたオリジナル技術は、『ディスクシュレッダー』や『法人税全表』など、さまざまなソフトウェアの製品企画や開発にもつながっています。

多くの漢字が自由に使える『超漢字』は、多漢字・多言語処理を特長とするTRONプロジェクトの理念に沿ったものであり、文字の制約に囚われず、自由で豊かな文章表現ができる『超漢字』は私たちパーソナルメディアの創業以来の技術と歴史を集約したソフトウェアといえます。

近年では、身の回りの機器に高度なコンピュータが組み込まれ、TRONプロジェクトの当初からの目標であった「インテリジェント・オブジェクト(コンピュータ内蔵の組込み機器)の協調動作」「どこでもコンピュータ」といったコンセプトが徐々に実現されつつあり、2002年には、組込み機器の新しいプラットホームをめざすT-Engineプロジェクトがスタートしました。パーソナルメディアでは、『超漢字』で培ったOS開発の技術をもとに、T-Engineプロジェクトに積極的に参加し、標準開発プラットフォームとなる『T-Engine開発キット』をはじめ、多くの関連製品の企画、開発、販売を行っています。

さらには、T-Engineや超漢字をベースとした各種の応用システムの開発、RFIDタグやトレーサビリティ関連システムの開発や販売も手がけ、ユビキタス・コンピューティング(Ubiquitous Computing)の時代における新たな "パーソナルなメディア" の創造に今後とも積極的に取り組んでいきます。

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