T-Engineロゴ







◇写真

◇補足資料


2003年11月10日

パーソナルメディア株式会社
〒142-0051 東京都品川区平塚1-7-7 MYビル
TEL.03-5702-7858 FAX.03-5702-7857
E-mail:te-sales@personal-media.co.jp
http://www.personal-media.co.jp/te/


ユビキタス・コンピューティングのためのT-Engine開発キットに新モデル登場

〜 Embedded Technology 2003で展示 〜



パーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京、電話番号03-5702-7858、資本金1,000万円)は、ユビキタス時代の標準開発プラットフォーム「T-Engine(ティーエンジン)」の開発キットを、新たに2機種開発しました。英国アーム社のARM720Tコアをベースにした「T-Engine/ARM720-LH7開発キット」と、ARM922Tコアをベースにした「T-Engine/ARM922-LH7開発キット」で、いずれのCPUもシャープ株式会社が開発したものです。各開発キットとも、2003年11月12日(水)よりパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2003(主催:社団法人日本システムハウス協会)」のパーソナルメディアブース(ブース番号 B-22)で、展示を行う予定です。

「T-Engine」はあらゆるモノにコンピュータが入り、それらがネットワークで接続され、互いに協調動作して私たちに利便性や安全性、快適性を与える「ユビキタス・コンピューティング環境」を実現するために、さまざまな組み込み機器の開発を効率化・標準化するためのプロジェクトです。2002年6月に22社で始まり、2003年11月現在では280社以上もの企業や団体が参加する「T-Engineフォーラム(会長坂村健・東京大学教授/YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)」が中心となって活動しています。

今回ラインナップに加わった「T-Engine/ARM720-LH7開発キット」および「T-Engine/ARM922-LH7開発キット」は、高機能と低消費電力で評判の高いARMコアを採用したT-Engineボードです。いずれも標準T-Engineボード(CPUボード)のほか、パーソナルメディアの移植したリアルタイムOS「T-Kernel」、開発用基本ミドルウェア、GNU開発環境、仕様書などのドキュメント類が含まれており、本キットと開発用のPC(Linux搭載機など)をご用意いただくだけで、T-Engine上のミドルウェアやアプリケーションの開発が可能です。

パーソナルメディアでは各種CPUを搭載したT-Engine開発キットの発売やT-Engine用ミドルウェアのご提供、T-Kernelの移植やサポートサービス、T-Engineを用いたトータルソリューションのご提供などにより、今後も積極的にT-Engine関連ビジネスを推進し、ユビキタス機器の開発効率向上に貢献したいと考えております。

◇写真
T-Engine/ARM720-LH7開発キット [230Kバイト]
T-Engine/ARM922-LH7開発キット [290Kバイト]

 
◇補足資料

表1.「T-Engine/ARM720-LH7開発キット」のハードウェア仕様

 CPU SHARP LH79520(ARM720Tコア、77.4MHz)
 フラッシュメモリ 8Mバイト
 SDRAM 32Mバイト
 入出力I/F USB(Host)、PCMCIAカード、シリアル、eTRONチップI/F、ヘッドフォン出力、マイク入力、拡張バスI/F
 その他の機能 RTC
 電源 ACアダプタ

 外形寸法 120mm×75mm(突起物を除く)

 オプション
  • LCDボード
    TFTカラー240×320ドット、タッチパネル、キーSW×3個
    外形寸法120mm×75mm(突起物を除く)

  

表2.「T-Engine/ARM922-LH7開発キット」のハードウェア仕様

 CPU SHARP LH7A400(ARM922Tコア、200MHz)
 フラッシュメモリ 8Mバイト
 SDRAM 32Mバイト
 入出力I/F USB(Host)、PCMCIAカード、シリアル、eTRONチップI/F、ヘッドフォン出力、マイク入力、拡張バスI/F
 その他の機能 RTC
 電源 ACアダプタ

 外形寸法 120mm×75mm(突起物を除く)

 オプション
  • LCDボード
    TFTカラー240×320ドット、タッチパネル、キーSW×3個
    外形寸法120mm×75mm(突起物を除く)

  

表3. 「T-Engine/ARM720-LH7開発キット」および
「T-Engine/ARM922-LH7開発キット」に添付されるソフトウェア

【T-Engineのターゲット用】
  • T-Monitor
  • T-Kernel
    T-Kernel/OS (Operating System), T-Kernel/SM (System Manager),
    T-Kernel/DS (Debugger Support)
  • T-Kernel Extension(開発用基本ミドルウェア)
    ファイル管理機能、CLI(コマンドラインインタプリタ)
  • PCカードマネージャ(バスドライバ)、USBマネージャ(バスドライバ)
  • デバイスドライバ: ソースプログラム付
    時計(RTC)、コンソール(シリアル)、スクリーン(LCD)
    システムディスク(ATAカード、USB)、
    KB/PD(キーボード、タッチパネル、マウス)
  • サンプルアプリケーション: ソースプログラム付
    簡易ディスク区画作成(hdpart)、ディスクフォーマット(format)、
    ファイルの内容比較(cmp)、ディスクダンプ(dd)、簡易行エディタ(ed)

【開発マシン用】
  • GNU開発環境: ソースプログラム付
    PC-Linux上で動作するGNUベースの開発環境(ソースデバッガgdbを含む)


TRONは“The Real-time Operating system Nucleus”の略称です。
TRON, BTRON, ITRON, eTRON, T-Engine, μT-Engine, T-Monitor, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。
本製品のT-Engineボードは、横河ディジタルコンピュータが開発しました。
本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。ご購入の際は、最新情報をご確認ください。

以上

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