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◇補足資料

2004年5月20日

パーソナルメディア株式会社
〒142-0051 東京都品川区平塚1-7-7 MYビル
TEL.03-5702-7858 FAX.03-5702-7857
E-mail:te-sales@personal-media.co.jp
http://www.personal-media.co.jp/te/


消費電力わずか0.6Wの低消費電力型CPUを搭載

「T-Engine/TX4956開発キット」を新発売



パーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京都品川区、電話番号03-5702-7858、資本金1,000万円)は、400MHzでの動作時に消費電力わずか0.6Wという高性能・低消費電力型のCPUを搭載した「T-Engine/TX4956開発キット」を新発売いたします。税込標準価格は207,900円(本体価格198,000円)で、2004年5月28日より出荷を開始いたします。

「T-Engine」はあらゆるモノにコンピュータが入り、それらがネットワークで接続され、互いに協調動作して私たちに利便性や安全性、快適性を与える「ユビキタス・コンピューティング環境」を実現するために、さまざまな組込み機器の開発を効率化・標準化するためのプロジェクトです。2002年6月に22社で始まり、2004年5月現在では約370社以上の企業や団体が参加する「T-Engineフォーラム(会長坂村健・東京大学教授/YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)」が中心となって活動しています。

今回ラインナップに加わった「T-Engine/TX4956開発キット」には、米国ミップス・グループのRISCアーキテクチャをベースに、株式会社東芝が独自開発した64ビットオリジナルプロセッサ「TX49/H4コア」を搭載しています。回路設計の最適化などにより、400MHzの内部動作周波数では業界最小クラスの消費電力0.6W(内部電源1.2V、外部電源3.3V)を実現するなど、高速な処理速度と低消費電力とをバランスよく実現しています。このためマルチファンクションプリンタやカーナビ、セットトップボックス、ハードディスクレコーダといった高機能なデジタル機器の開発に適しています。

「T-Engine/TX4956開発キット」には標準T-Engineボード(CPUボード)のほか、パーソナルメディアが移植したリアルタイムOS「PMC T-Kernel」、開発用基本ミドルウェア、GNU開発環境、仕様書などのドキュメント類が含まれています。このため、本キットと開発用のPC(Linux搭載機など)をご用意いただくだけで、T-Engine上のミドルウェアやアプリケーションの開発が可能です。

パーソナルメディアでは各種CPUを搭載したT-Engine開発キットの発売やT-Engine用ミドルウェアのご提供、T-Kernelの移植やサポートサービスを行うT-Kernel総合サポートセンターの開設など、今後も積極的にT-Engine関連ビジネスを推進し、ユビキタス機器の開発効率向上に貢献したいと考えております。

◇写真
T-Engine/TX4956開発キットの外観 [154Kバイト]

 
◇補足資料

表1.「T-Engine/TX4956開発キット」のハードウェア仕様

 CPU 東芝 TX4956(MIPS,400MHz,FBGAパッケージ)
 フラッシュメモリ 16Mバイト
 SDRAM 128Mバイト
 入出力I/F USB(Host)、PCMCIAカード、シリアル、eTRONチップI/F、ヘッドフォン出力、マイク入力、拡張バスI/F(PCI互換)、JTAG-ICE I/F
 その他の機能 RTC、アナログRGB出力(解像度800×600まで対応)
 電源 ACアダプタ
 外形寸法 120mm×75mm(突起物を除く)

 

表2.「T-Engine/TX4956開発キット」に添付されるソフトウェア

【T-Engineのターゲット用】
  • T-Monitor
  • T-Kernel
    T-Kernel/OS (Operating System), T-Kernel/SM (System Manager),T-Kernel/DS (Debugger Support)
  • T-Kernel Extension(開発用基本ミドルウェア)
    ファイル管理機能、CLI(コマンドラインインタプリタ)
  • PCカードマネージャ(バスドライバ)、USBマネージャ(バスドライバ)
  • デバイスドライバ: ソースプログラム付
    時計(RTC)、コンソール(シリアル)、スクリーン(LCD)、システムディスク(ATAカード、USB)、KB/PD(キーボード、タッチパネル、マウス)
  • サンプルアプリケーション: ソースプログラム付
    簡易ディスク区画作成(hdpart)、ディスクフォーマット(format)、ファイルの内容比較(cmp)、ディスクダンプ(dd)、簡易行エディタ(ed)

【開発マシン用】
  • GNU開発環境: ソースプログラム付
    PC-Linux上で動作するGNUベースの開発環境(ソースデバッガgdbを含む)
    Cygwinを利用することで、Windows上でも開発が可能

 

表3.「T-Engine/TX4956開発キット」用別売オプション製品

【ハードウェア】
  • LCDボード
税込標準価格 47,250円
  • T-Engine開発ベンチ(アクリル台+携帯用カバー)
税込標準価格 21,000円
【ソフトウェア】
  • PMC T-Shell/TX4956開発キット
税込標準価格 102,900円

 

TRON は "The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
TRON, BTRON, ITRON, eTRON, T-Engine,μT-Engine, T-Monitor, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。
本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。ご購入の際は、最新情報をご確認ください。

以上

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