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2004年9月30日

パーソナルメディア株式会社
〒142-0051 東京都品川区平塚1-7-7 MYビル
TEL.03-5702-7858 FAX.03-5702-7857
E-mail:te-sales@personal-media.co.jp
http://www.personal-media.co.jp/te/


μT-Engineに初のARM版が登場

既存ラインナップと合わせてμT-Engineが全3モデルに拡大



パーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京都品川区、電話番号03-5702-7858、資本金1,000万円)は、ARMベースのCPUとしては初めてのμT-Engineボードとなる「μT-Engine/ARM7-LH79532開発キット」を新発売いたします。税込標準価格は155,400円(本体価格148,000円)で、2004年10月中旬より出荷を開始いたします。

「T-Engine」はあらゆるモノにコンピュータが入り、それらがネットワークで接続され、互いに協調動作して私たちに利便性や安全性、快適性を与える「ユビキタス・コンピューティング環境」を実現するために、さまざまな組込み機器の開発を効率化・標準化するためのプロジェクトです。2002年6月に22社で始まり、2004年9月現在では約450社以上の企業や団体が参加する「T-Engineフォーラム(会長坂村健・東京大学教授/YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)」が中心となって活動しています。

パーソナルメディアが発売するT-Engine開発キットにはボードサイズが120mm×75mmの標準T-Engineボードが10モデルと、60mm×85mmのμT-Engineボードが2モデルあります。今回ラインナップに加わった「μT-Engine/ARM7-LH79532開発キット」は、3モデルめのμT-Engine開発キットであり、低消費電力で評判の高いARMコアのCPU「LH79532」(シャープ製)を採用しています。このCPUはPDA、電子辞書、電子ブック、携帯情報端末、電子玩具などの用途向けに開発されました。

「μT-Engine/ARM7-LH79532開発キット」にはμT-Engine仕様のCPUボードのほか、パーソナルメディアが移植したリアルタイムOS「PMC T-Kernel」、デバイスドライバ、GNU開発環境、仕様書などのドキュメント類が含まれています。このため、本キットと開発用のPC(Linux搭載機など)をご用意いただくだけで、T-Engine上で動作するさまざまなミドルウェアやアプリケーションの開発が可能です。

パーソナルメディアでは各種CPUを搭載したT-Engine開発キットの発売やT-Engine用ミドルウェアのご提供、T-Kernelの移植やサポートサービスを行うT-Kernel総合サポートセンターの開設など、今後も積極的にT-Engine関連ビジネスを推進し、ユビキタス機器の開発効率向上に貢献したいと考えております。

◇写真
μT-Engine/ARM7-LH79532開発キットの外観 [220Kバイト]

 
◇補足資料

表1.「μT-Engine/ARM7-LH79532開発キット」のハードウェア仕様

 CPU シャープ LH79532(ARM7TDMI,50MHz)
 フラッシュメモリ 8Mバイト
 SDRAM 16Mバイト
 入出力I/F Compact Flash(CF)カード、シリアル、eTRONチップI/F、MMCカード、拡張バスI/F、液晶パネルI/F、タッチパネルI/F
 その他の機能 RTC
 電源 ACアダプタ
 外形寸法 60mm×85mm(突起物を除く)

 

表2.「μT-Engine/ARM7-LH79532開発キット」に添付されるソフトウェア

【T-Engineのターゲット用】
  • T-Monitor
  • T-Kernel
    T-Kernel/OS (Operating System), T-Kernel/SM (System Manager),T-Kernel/DS (Debugger Support)
  • PCカードマネージャ(バスドライバ)
  • デバイスドライバ: ソースプログラム付
    時計(RTC)、コンソール(シリアル)、システムディスク(CF)
  • サンプルアプリケーション: ソースプログラム付

【開発マシン用】
  • GNU開発環境: ソースプログラム付
    PC-Linux上で動作するGNUベースの開発環境(ソースデバッガgdbを含む)
    Cygwinを利用することで、Windows上でも開発が可能

 

TRON は "The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
TRON, BTRON, ITRON, eTRON, T-Engine,μT-Engine, T-Monitor, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。
本製品のT-Engineボードは、横河ディジタルコンピュータが開発しました。
本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。ご購入の際は、最新情報をご確認ください。

以上

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