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2004年12月7日

日本アルテラ株式会社
株式会社アルティマ
パーソナルメディア株式会社


アルテラのNiosIIエンベデッド・プロセッサをサポートする、
T-Engine開発プラットフォームを発表

NiosIIプロセッサを搭載するμT-Engine/NiosII開発キットにより、
組込みハードウェアとソフトウェアの双方の開発効率と柔軟性を最大化



日本アルテラ株式会社(東京都新宿区西新宿、代表取締役:日隈寛和、本社:アルテラ・コーポレーション 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・デイナ、NASDAQ:ALTR)、株式会社アルティマ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:大熊博美)、パーソナルメディア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:泉名達也)は、本年12月7日、アルテラのNios(R)II ソフトコア・エンベデッド・プロセッサを搭載したμT-Engine/NiosII開発ボードと、これに対応するT-Kernelを正式に発表しました。これにより、ソフトウェアの開発効率の向上を推進するT-Engineプロジェクトにおいて、業界最先端のNiosIIソフトコア・エンベデッド・プロセッサの優れた性能と柔軟性、ならびにFPGAによるハードウェア開発の効率化と柔軟性の利点を併せ持つ、独特な開発プラットフォームを提供します。

μT-Engine/NiosII開発ボードは、アルテラのFPGA/CPLD製品の国内代理店でもある株式会社アルティマにより開発されました。この開発ボードに対応するRTOS 「PMC T-Kernel」 はパーソナルメディア株式会社により移植され、アルテラのFPGAとNiosII開発ツールとともにμT-Engine/NiosII開発キットとして販売されます。 また、この開発キットのほかに、標準T-EngineおよびμT-Engineに対応する、T-Engine上にユーザ定義のハードウェアを拡張可能なFPGAボードも同時に正式発表しました。

μT-Engine/NiosII開発キット
T-Engineフォーラムにより標準化された開発プラットフォームのμT-EngineのNiosIIプロセッサ版がμT-Engine/NiosII開発キットです。アルテラの32ビット・ソフトコア・プロセッサNiosIIを同社の低コストFPGA Cycloneの EP1C20F400デバイスに搭載しμT-Engineボードに実装しました。他のT-EngineやμT-Engine開発ボードと異なり、このFPGA上にユーザ・ロジックを実装・変更して組込みシステムのハードウェア開発が可能になる点が最大の特長となります。開発キットには、NiosII用に移植されたT-Kernelがバンドルされるほか、アルテラ社純正のFPGA開発ツール Quartus II WebEdition と NiosIIプロセッサ・コア評価版を含むNiosII開発環境、およびFPGAコンフィギュレーションとNiosIIIDEとハードウェアの接続用ダウンロード・ケーブルが添付されます。詳細は http://altimanet.com/altima/products/tengine_board.htm でご覧頂けます。

T-Engine/μT-Engine用拡張FPGAボード
T-Engineフォーラムで標準化されたT-Engine開発ボードおよびμT-Engine開発ボードに対応する、ハードウェア拡張用のボードです。この拡張ボードは標準T-EngineおよびμT-EngineボードのT-Engineインタフェース・コネクタで接続され、拡張ボード上のFPGA上にインタフェース回路とユーザ回路を実装することが可能です。インタフェース回路、ユーザ回路およびシステム全体のインテグレーションは、アルテラ社のSOPC Builder開発ソフトウェアにより、再利用性のある設計を容易に行うことが可能となります。μT-Engine/NiosII開発キットと同様、アルテラ社純正のFPGA開発ツール Quartus II WebEdition と NiosIIプロセッサ・コア評価版を含むNiosII開発環境、およびFPGAコンフィギュレーションとNiosIIIDEとハードウェアの接続用ダウンロード・ケーブルが添付されます。 詳細は http://altimanet.com/altima/products/fpga_board.htm でご覧いただけます。

価格と出荷時期
μT-Engine/NiosII開発キット(型名:TE-BOARD)とT-Engine/μT-Engine用拡張FPGAボード(型名:TE-EXBOARD)は、株式会社アルティマとパーソナルメディア株式会社を通じて販売されます。開発キットは標準価格248,000円(税込260,400円)で2005年第一四半期より発売開始予定です。T-Engine/μT-Engine用拡張FPGAボードは標準価格102,900円(税込)で本年11月より発売を開始しました。

NiosIIエンベデッド・プロセッサ・ファミリについて
アルテラのNiosIIソフトコア・エンベデッド・プロセッサ・ファミリは、プログラマブル・ロジックおよびsystem-on-a-programmable-chip(SOPC)統合ソリューション向けに最適化されています。3種類のNiosIIコアと複数のFPGAデバイス・ファミリから成る選択肢により、開発者の要求する性能と価格帯に幅広く対応しています。NiosIIは汎用RISCプロセッサ・コアで、ユーザ・ロジックと組み合わせたり、アルテラのFPGA上に プログラムすることが可能です。このプロセッサは、32ビット命令セット、32ビット・データ・パス、ならびに コンフィギュラブルな命令およびデータ・キャッシュを備えています。NiosIIエンベデッド・プロセッサは、アルテラのPLD製品およびHardCopy(R)デバイスで使用する限り、ロイヤリティ費用は無償となります。OEMアプリケーション向けのASICライセンスは、追加費用で購入できます。詳細情報は、http://www.altera.com/nios2 (日本語:www.altera.co.jp/nios2)に掲載されています。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーション(NASDAQ:ALTR)は、system-on-a-programmable-chip(SOPC)ソリューションの世界的パイオニアです。ソフトウェア・ツール、IP(Intellectual Property)および技術的なサービスとプログラマブル・ロジック技術を組み合わせ、価値の高いプログラマブル・ソリューションを全世界で約14,000の顧客に提供しています。アルテラに関する詳細情報は同社Webサイト(http://www.altera.com)に掲載されています。

株式会社アルティマについて
株式会社アルティマは1991年に設立され、日本の市場へ、最先端で高性能な半導体の販売、サービスおよび技術支援を提供しています。同社は、米国アルテラ社のCPLD/FPGA製品の販売において、世界をリードするディストリビュータの1社であり、アルテラ社の半導体の開発サポート、技術サポート、プログラミングおよびCPLD/FPGAを活用したオリジナル製品の開発、販売、サポートとトータル・ソリューションを提供しています。

パーソナルメディア株式会社について
パーソナルメディア株式会社は1980年設立の独立系ソフトウェア会社です。トロンプロジェクトには初期の頃から参加し、16bit版BTRON仕様OS「1Bシリーズ」、32bit多漢字版「超漢字シリーズ」を発売したり、トロン関連技術情報誌「TRONWARE」を発行するなど、積極的にトロンプロジェクトに参加してまいりました。T-Engineフォーラムでも幹事会社として積極的に活動しており、各種T-Engine開発キットなどを発売するほか、多漢字対応GUIミドルウェア「PMC T-Shell」などのT-Engine用ミドルウェアを開発・販売し、T-Engineのトータルソリューションを提供いたしております。詳細は、http://www.personal-media.co.jp/te/に掲載されています。

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μT-Engine/NiosII開発キット [534Kバイト]


Altera、The Programmable Solutions Company、および弊社特定デバイスの定義は、すべてアルテラ・コーポレーションの米国及びその他の国における登録商標、商標またはサービス・マークです。その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

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